目次へもどる

      研究開発リーダーの参考書07

      開発リーダーにもプレゼンテーションは必要です

       「あいつは口がうまいからなあ・・・」と自分の努力不足を棚に上げて、
      プレゼンテーションを軽んじていませんか?

      重要な社内外の会議で効果的なプレゼンテーションを行うことは、
      あなたが信頼しているチーム員の努力に報いるためにも、
      開発リーダーである「あなた」の重要な仕事です。

      何もドタバタ喜劇役者のような大げさなジェスチャーをやって、
      相手を説得する術をマスターせよと言っているのではありません。
      オーソドックスにいきましょう。

      プレゼンテーションは大きく3つの要素から成り立っていると
      いわれています。

      [1] 発表者(あなた)の人柄そのもの
      [2] 話の内容そのもの(特に話の組立て方)
      [3] プレゼンテーションツールや行動(身振り手振りなど)


       まず第一に重要なことは、あなたが悪い印象を持たれているのでしたら、
      それを払拭する努力をしましょう。([1]項に該当)

      「ターミネーター」や「ツインズ」でおなじみのアーノルド
      ・シュワルツネッガーと言えば、それだけでイメージが
      膨らんできますよね。

      脱線しますが、彼は映画俳優としてレーガン元大統領に次いで、
      昨年の秋、二人目のカリフォルニア州知事となったことは
      ご承知のとおりです。
      ちょっと「へぇ〜〜」という感じですよね。

      みんさんも、部下のAさんのイメージは元気で明るいとか、
      同僚のBさんのイメージは暗いとか、上司のCさんは怖いイメージ、
      というように固定していると思います。

       長い間勤務してきた社内では、あなたのイメージは定着していて
      あまり改善の余地がないかも知れませんが、悪いイメージを
      持たれているようでしたら、少しでも改善をする努力をしましょう。

      例えば、だらしないと思われている人は身なりを正すとか、
      暗いと思われている人は、明るい色の背広・笑顔・大きな声に変更、
      などなどです。


       次は努力次第でいくらでも改善できる「話の内容そのもの」の
      構築方法をご説明しましょう。([2]項に該当)

       まず4要素、「説明の目的」「説明相手」「説明内容」「説明の構成」
      について整理をしましょう。
      さらに、「どのような場で」「どのような立場で」説明しようとしているか
      ということも明確にしておくべき重要なファクターです。

       特に皆さんの場合は、相手を説得するというケースがほとんどだと
      思いますので(特に上司を説得するというのが多いですよね)、
      「説得する」という目的によく使われる手法を紹介しましょう。

      * 聞き手にとってメリットがある内容に絞る
      * 共感を得る内容を強調する
      * 権威を示す(例えば、この技術分野で世界一)
      * 不安を起こさせる(例えば、他社に遅れをとることになりますよ)
      等々です。
      説明内容にもよりますが、2つ以上を取り入れると更に効果的です。

       社内の場合は相手がどんなバックグラウンドの人か分かっていますので、
      聞き手の「ニーズ」を掴むことが重要です。

      すなわち「説明相手」が知りたいと思っていることは何か、
      解決したいと思っている課題は何か、興味を持っている内容は何か、
      といった聞き手を満足できる内容に絞って話しましょう。

       次に話の組立て方ですが、「序論→本論→結論」の基本を守りましょう。

       [序論]
      聞き手は最初の1分で聞く価値があるかどうかを判断するといわれます。
      驚くべき統計や事実を話して、最初に聞き手を引きつけなければなりません。

       [本論]
      話したい内容を3つのポイントにまとめて説明するのがいいでしょう。
      3つの分類の仕方としては、並列関係(同等の重要性を3つならべる)、
      重要な順番にならべる、時間軸でならべる等々の工夫が必要です。

       [結論]
      最後に3つをまとめ、聞き手にどう行動して欲しいかを述べます。


       3番目に重要なのが、プレゼンテーションツールや身振り手振りです。
                        ([3]項に該当)
      皆さんは毎日誰かのプレゼンを聞いていることと思います。
      あなたが「これはいいなあ」と感じるプレゼンは、
      周りの人も同じように感じているものです。
      おおいに参考にして努力しましょう。

       最後に、最も重要なことは「個性のあるプレゼン」を心がけることです。

      話しのストーリの組み立てと内容が合格圏に入れば、
      あとは「あなたのパーソナリティ」を発揮して、
      聞き手の「心を打つ」プレゼンに心がけましょう。

                         
Copyright (C) 2004 Masaki Konishi. All rights reserved.